最近、話題になってきた一つにマイナンバーカードの普及の話があります。ネット上見た限りでは、マイナンバーカードを反対している人が多い気がします。今回は、なぜマイナンバーカードが反対されているのかについて考えて見たいと思います。
まず、最初に言わないといけないのは、マイナンバーカードは便利なツールです。なぜかと言いますと、マイナンバーカードを使うことで、時間を節約できるからです。今まで市役所や税務署に行かないと手続きが出来なかったのをマイナンバーカードを使ってコンビニ等から手続きが出来るようになってきて、とても便利です。つまり、マイナンバーカードのメリットを否定できない訳です。
それでは、なぜマイナンバーカードを否定している人が多くて、又その普及率が低いでしょうか?その原因は見方によって内容が変わりますが、主な原因がデジタル化遅れ、誤解されていないシステム、無理やりな方法だと私は考えています。
① 日本のデジタル化の遅れ:
日本は他の国よりもデジタル化が遅れています。検索すれば、すぐに日本のデジタル化のランキングがでてきますので、ここでは触れないことにします。しかし、デジタル化の遅れによって、生活の中では他の国と比べて、日本では、デジタルをあまり活用されていないです。例をあげますと、コロナ過の中で外国は直ぐにオンライ学習に切り替えることが出来ましたが、日本ではなかなか進まなかったです。それに、現状でもアナログのFAXにしか頼らない企業もある程、デジタルツールは活用されていないです。のこデジタル化が非常に遅れている状態の中で新しいデジタルツールであるマイナンバーカードが開発されていても国民は使用してくれないのは理解できます。
②マイナンバーカードは誤解されているシステム:
マイナンバーカードシステムは生活に便利です。正確に言えば、生活を便利にしてくれるシステムです。私自身もずっと前からマイナンバーカードを使っていてとても便利だと感じました。例えば、カードリーダーというものが必要ですが、オンライ申請等で時間を節約できます。それに住民票をコンビニから取得できるので、平日に仕事を休んで市役所に行って取得する必要がなくなったのも助かります。これから保険証やキャッシュカードの代わりにまるなるようで、ますます便利になります。
なのに、ネット上では「マイナンバーカードが怖い」「盗まれたら個人情報が漏洩してしまう」「監視される」等といった消極的な意見が多いです。確かにこれらの意見は「誤解されている」意見です。しかし、このような誤解を無くさなければ、マイナンバーカードの普及率は上がらないと思います。
③無理やりな方法:
もう一つの原因は、順番を間違えて無理やりな方法で進められたことです。マイナンバーカードは、国民が理解して「必要」としていない状態の中で開発されてきたものです。なので、歓迎されていないのも当然だと思います。本来なら国民に理解してもらってから開発を始めた方がいいです。又、上記に書いたデジタル化の遅れにも関連していますが、マイナンバーカードと他のシステムの連帯も遅れていて、とても使いにくいです。例えば、「マイナンバーカードが保険証の代わりになっている」と言われて私も喜んでいました。しかし、病院に確認した結果、「一部の病院しか適用できない」と言われてがっかりしました。銀行との連帯も同じ状況です。この中途半端なやり方で、マイナンバーカードは「不便なツール」になってしまいました。この状況を改善しなければ、いくら強制にさせていても国民は拒否し続けると思います。
つまり、マイナンバーカードは政府が国民の了解を得ずに中途半端に開発して、国民に押し付けるものになっている為に、普及率が上がらないのです。
終わる前に、もう一つ言いたいことがあります。それは、「個人情報漏洩が怖い」と言ってマイナンバーカードを拒否している人にお伝えしたい内容です。あなたの個人情報はマイナンバーカードを使わなくても擦れに漏洩しています。というのも、携帯電話を使った場合は、個人情報を携帯電話(会社)に提供しています。便利な携帯電話から個人情報が流れて行っています。なので、個人情報漏洩が怖いなら、マイナンバーカードを拒否する前に、携帯電話使用を辞めなければなりません。又、失礼になるかもしれませんが、あなただけの個人情報は価値がありません。あなたの個人情報もそれほど簡単に「悪用」できません。個人情報をたくさん集めてビッグデータになってからしか価値がないのです。なので、意味のない個人情報漏洩の心配で便利なマイナンバーカードを拒否してしまうのは、時代遅れです。