広告戦略のために、ベトナム人を斡旋している人材会社はよくベトナム人のよい点を強調していて、悪い点を触れないようにしています。大体よく取り上げられているベトナム人の点としては「勤勉」「誠実」「器用」「親日」「勉強熱心」等です。これらのよい点については、ネット上山ほど書かれている為に、検索すればでてきますので、興味のある方は検索してみてください。なお、書かれた内容のすべてが正しいと限らない為に、参考程度にした方がいいと思います。

今回はベトナム人の悪い癖について数回に分けて考えて見たいと思います。その前に言っておくことがあります。それは、ベトナム人が大好きでベトナム人がいい子ばかりだと考えていて、ベトナム人の事を庇っている方はこのような記事を読まない方がいいです。といいますと、これから書く内容がベトナム人の悪い事ばかりで、ベトナム人を庇っている方にとっては「腹立つ」内容ばかりだからです。

さて本題に入ります。嘘をつくのはベトナム人だけではなく、他の国の人も嘘を付いている人はいると思いますのでベトナム人だけ嘘をつくとは言えません。日本人でもアメリカ人でも嘘をついている人はいます。又嘘をつかないベトナム人もいます。ここで言いたいのは日本に来ているベトナム人の中には平気で嘘をついている人が多いのです。

日本に来る為面接を受ける時点から嘘をついています。「日本では幾ら大変でも頑張ります」と大きな声で言ったりしていますが、日本に来て一週間で辞めて行く子もいます。又、面接時は「出国まで日本語を勉強します」と約束したが、半年後日本に来たら日本語能力は面接時と変わらない子も多いです。中には日本語が面接時よりも下手になってしまった子もいます。これは明らかに適当な嘘をついて来日出来ればその後はどうでもいいと彼らが考えています。

さらに労働条件や住居条件等についても同じ状況です。面接時は何が説明されていても「はいはい」しています。しかし、来日後は話を引き返してきて問題を起こしたりしている場合が少なくはないです。例えば、面接時　住居について「プライバシーを配慮して会社は一人しか入居できないワンルームマンションを社宅として用意します。家賃は月／30000円です」と会社が説明したりする事はよくあります。それを聞いたベトナム人は「人で入居出来るのはいいです。家賃も安いです。いいです」と答えて「納得した」事になります。会社も喜んでワンルームマンションの社宅を用意しました。しかし、入国し、社宅を案内した後に「家賃が高い為、2人入居させて家賃を半額にして貰えますか？」とすぐ相談してきて会社がびっくりしました。他には面接時「数人入居条件」に同意したが、入社後　「単独入居を認めて貰えなければ、退職します」と言ってくる場合も珍しくないです。

労働条件に関しても同様です。面接時「仕事が溶接である」事を説明されて、納得したが、入社後一週間で「溶接は健康に悪い為に違う仕事をさせてください」と平気で要求してくる子は今まで私の経験では結構いました。
勿論来日して、入社後も嘘をつき続けます。病気だと嘘をついて有休を使って遊びに行ったりしている子は多いです。いい加減で仕事をしていて不良品を出して会社に注意されたら「自分ではないです」「自分はちゃんと仕事をしています」と嘘をついて「逃げている」子も珍しくないです。それに指示された段取りを踏まず適当に仕事をしていて不良品を出してしまったら、「自分はきちんと指示のとおりに仕事をしていましたが、なぜ不良品が出たかわかりません」と嘘を付いている子もたくさんいます。

最近、新型コロナ過の中で自粛に関してもベトナム人は嘘を付いています。まず、休みたい時は、「熱を出した」と会社に連絡して,嘘をついて、休む子もいれば、体調が崩れて休んで、会社が「体温を測って教えるようにしたが、体温を測らず、自分の都合がよいように適当に「偽の体温」を教えている子もいます。

この記事を読んでいる方の中には、ベトナム人が嘘をついて困っている方がいるかと思います。もしかしたら、「対策」を探しているかもしれません。結論から言いますと、いい対策はありません。しかし、ポイントを押さえればある程度は対策出来るかと思います。まず、簡単にベトナム人が言っていることを信じないでなんでも「検証」してから信じた方がいいです。それに、常に「根拠」を求めることです。例えば、ベトナム人の従業員さんが風邪を引いていて出勤できないで社宅で休んでいると言っている場合、可能なら社宅まで確認しに行った方がいいです。又、「病院に行った」と連絡が来たら、必ずレシート等の掲示を求めた方がいいです。