最近、「子どもの声がうるさいから公園が廃止…それでいいの?揺れる長野市の現地で徹底取材」というニュースを読んで、子どもに対する日本人の考え方を考えて見ました。
上記のニュース内容ですが、長野県長野市青木島町大塚にある青木島遊園地は住民の「うるさい」「子どもたちが走り回ってほこりが舞い、車が汚れる」という苦情で、廃止される予定です。
正直に言えば、苦情をいった住民も公園を廃止すると決めた市役所も可笑しいと私が思っています。「子どもがうるさい」のは当然のことです。このような意味のない苦情に対して適切に対応できない市役所の職員も辞表するべきです。
上記のニュースは「公園」に関わる話でしたが、私の経験では、子どもがいる「学校」に対する苦情もたくさん聞いて来ました。
例えば、次のような内容です。
下校時に子どもがおしゃべりしていてうるさい!
下校時、公園で遊んでいる為に公園が狭くなる(?)為に、早く帰れ!
子どもの送迎車が邪魔!
学校の運動会がうるさい!
普通の人には理解できない内容です。
もう少し考えて見たら、子どもと学校というものに対する日本人の冷たい考え方です。このような苦情を言っている人は、子育ての経験がないのか、又は自分自身が子どもの時にも「うるさくなかった」のかと私が不思議に疑問を持っています。
もう一つ面白いのがあります。それは、無理な苦情を言われて、本来なら学校は反論するべきですが、腰を引いて従ってしまう学校が多いです。これは非常に残念です。学校の担当者に原因を聞いてみたら「立場が弱い為に何にもできない」と言っていました。どうも日本人は苦情に弱い為に、苦情を言う方が勝ちになっている気がします。
現在の日本は、少子化の問題に直面していますが、このような学校と子どもに対する冷たい考え方を変えなければ、少子化問題は解決しにくいと思います。学校は、無理な苦情を言う人達に対して遠慮せずに反論すべきだと私が思っています。