今まで私がベトナム人を雇用している会社をたくさん見てきました。殆どの会社はベトナム人を管理する為 何らかの形で通訳(管理)サービスを使用しています。上手く通訳を活用できるところもありますが、全然出来てない会社も多いです。金を払っているのに 上手く活用できていないのは、とても残念です。
代表的な失敗のケースを纏めて紹介しておきます。ベトナム人を雇っていて 通訳サービスを使っているなら是非読んで頂きたいと思います。
➀通訳会社に全く連絡せず 通訳を使用していない:
非常に稀ですが、何があっても面倒という理由で通訳会社に連絡.相談をしていない会社があります。これは一番無駄使いだと言えます。折角手数料を払っているのだから 活用しましょう。
➁普段の連絡はしてオリラズ、困っている時に連絡して通訳会社を攻める:
これは正当な方法のように見えますが、全然違います。普段の連絡を行っていない為、通訳会社は状況を把握していません。いきなり言われていても解決する事は出来ません。又、連絡を行っていない為、お互いの信頼関係も薄いと言えます。その為 通訳会社も熱心に動かないと思います。
③通訳会社を敵として扱う:
ベトナムの従業員は仲良くなったら「自分が可哀想だ」、「通訳会社が悪い」等を勤務先に言っています。繰り返し同じ内容を聞かせている内に、事実ではない内容でも事実の様に受け取ってしまいます。結果的には、通訳会社が悪い敵だと考えてしまいます。これは一番ダメな状態です。
本来力を借りた方がいい通訳会社を敵に回したのは 自社の見方を無くしてしまった意味です。結果的 問題が起こった時に解決の為 協力してもらう者を無くしてしまい、自分の首を絞める行為と同じです。
上記はよくないケースを紹介しました。「それでは、通訳サービスをどのように活用すればよいか?」という質問が出てくるかと思いますので、私の意見を書いておきます。一番理想的な方法は通訳会社、ベトナム人授業員、勤務先の会社からなる信頼関係に基づいた活用方法です。当然ですが、信頼関係を築く為に、定期的な連絡・報告が必要です。又、お互いの理解も欠けてはいけないのです。結構複雑な内容になりますので、この辺で終わりにしておきます。不明な点があればご連絡ください。