今回も続けてベトナム人の悪い癖について書きたいと思います。ベトナム人の根拠のない噂が好きなことについてのお話です。人間は好奇心を持っているために、噂が好きなのは人間の共有の特徴だと私が思っています。ベトナム人だけでなく、政界中の人々は皆噂が好きな傾向です。但し、ベトナム人は非常に噂が好きで、すぐに信じてしまい、変な行動に出てしまう場合もあります。ベトナム人を採用している企業さんはこの特徴を理解しておいた方が無難だと言えます。
ベトナム人の噂が好きな理由ですが、やることが無く暇な人が多いのは一つの原因だと思います。つまり、噂作りは暇潰しになるいうことです。もう一つは、ベトナムは法律がルーズなところが結構あって、噂を作り出したり、噂を踏まえた行動に出たりして他人に被害を与えても責任を負わせられないためです。結局、人々は平気で噂を作り、何も考えずに噂をしんじてしまいます。最近は SNSのお陰で、噂が広がる速度も早くなって来てその影響も凄いです。
本題に戻りますが、今回は在日ベトナム人のうわさが好きな癖についてお話したいと思います。在日ベトナム人の噂が好きな癖はベトナムにいるベトナム人のとは変わりません。しかし、日本である海外で生活しているために、それなりの特徴はあります。日本にいるベトナム人は世の中に流れている噂のすべてに対して同じ関心を持っているわけではありません。彼らは、自分の「利害」に関わる噂のみに興味があります。まず、給料、手当、給付金、在留資格等といった自分の権利(利益)に直接に関わることについての噂に対しては彼らは凄く敏感です。例えば、「〇〇職種の給料は通常よりも50%手当が支給される」、「○○君は不法滞在者ですが、すぐに永住権を取得できた」「留学生でも日本人の養子になったらすぐに日本国籍を取得できる」等といったデマは直ぐに広がります。面白いのは、誰も、噂に出てきた「人物」が本当に存在しているかどうかを確認しないで、一生懸命にその噂を広めていくのです。最後には、根拠のない噂に出てきた「サービス」の「手続き代行」を行う人が出現してたくさんの人を騙します。騙された人はプライドもあって、騙されたことを隠してしまいます。結果的に噂の悪循環がが生まれてしまいます。
上記は「いい方向」「いいこと」の噂です。もう一つのタイプの噂は彼らによくない影響を当てることについての「悪い噂」です。典型的なことを取り上げますと、在留資格に関わる噂です。例えば、「来年からは○○在留資格が更新できなくなる」、「月給でなければ、在留期間更新できなくなる」等といった噂です。このタイプの噂に対しては彼らは凄く敏感です。普通の人なら、管理機関に連絡して「相談」し、「噂のようにならないための保証」を求めます。会社と直接に契約を結んでいて管理機関が存在していない場合は会社に直接に相談したり、知人等に相談したりして騒いでいる場合も少なくないです。この状況の中で、フェイスブック等に「○○君は噂の通りやられた」という書き込みをみて、気の弱い子は、転職をすることにしてしまう場合も珍しくないです。
ベトナム人と友達位の関係程度なら、その人が噂で流されても周りの関係者は困りませんが、労使関係では会社が非常に困ります。噂を信じて無理な条件を求めて来るベトナム人従業員を説得するのは会社の大変な苦労です。又、噂でベトナム人従業員が逃げても企業さんは酷い目に遭うという形になります。ベトナム人を採用する前に 彼らが噂が大好きであることを理解してある程度それに対する対策を立て置いた方がいいです。対策を取らないで問題が起こってからはもう遅いです。