ベトナム人の悪い癖をもう一つ紹介します。それは、歩くのがとても遅いことです。仕事においてもプライベートに置いても、ノロノロと歩くので、日本人から見れば、場合によっては「不思議」や「やる気のない」等といった感じになってしまいます。
日本でベトナム人の研修生や留学生や技術者に買い物と観光を案内する日本人は、必ずあることを言います。それは「歩くのは遅いですね」です。ベトナムはゆっくりと歩いています。その上、よそ見したり雑談したりしている為、さらに歩くスピードが落ちてしまいます。日本人が先に歩いたら、少し時間が経って後ろを見たらベトナム人が誰もいないことに気付きます。歩くスピードが遅い為に追いつけなくなったからです。観光なら問題がありませんが、予定が決まっている買い物の案内なら、計画に通りに出来なくなってしまいます。案内する人にとっては嫌になってしまいます。叱りたくなるのも当然です。
仕事の時もまったく状況が変わりません。チャイムが鳴っても、のんびりと着替えをしたリ、タイムカードを打ったリして急ごうとはしません。着替え室から自分の担当部署までもゆっくりと歩いていきます。これは会社から見れば時間泥棒になりますね。社長はよいと思わないはずです。仕事中でも同じ事が起きる可能性が高いです。日本人の同僚が急いで商品を加工していて、ベトナム人に工具等をもってくるように指示を出すと措定しましょう。普通なら、お急ぎで工具を探して持ってきますが、ベトナム人はその「空気」を読まずに、のんびりしています。場合によっては、探している最中に誰かと会ったら立ち止まっておしゃべりしたりします。待っている日本人からすべばとても腹が立つ行動です。又、一人のベトナム人が複数台の機械を担当している場合も同様です。製品の脱着をお知らせるチャム音が鳴っても、ゆっくりと歩きます。日本人の社長さんや上司がこの状況を見て怒らないのは珍しいのです。
上記のように、兎に角ベトナム人が歩くスピードはとても遅いし、のんびりしている性格です。「テキパキ」を求めている日本人からすれば、とても腹が立つことになってしまいます。色々な企業さんでベトナム人の面倒を見てきましたが、ベトナム人に対して、企業さんが注意したことの中に「歩くのは遅い」は高い割合を占めています。これからベトナム人を受け入れる企業さんはこのベトナム人の癖も把握していた方がいいと思います。今回は、この癖の原因については触れないでおくことにします。疑問を持っている方ならお問い合わせくださいませ。