15年間位、通訳&在日ベトナム人のフォローをしていて、ベトナム人従業員を管理している日本人の担当者が苦労している所もたくさん見てきました。日本文化を知らない外国人を管理しているのでそれなりの苦労は避けられません。しかし、重要なポイントを踏まえて準備すれば、管理担当者は少し楽になると思います。ここでは、それらの重要なポイントを紹介いたします。
日本とは違う存在を覚悟する:
外国人であることを忘れてはいけません。外国人とは日本人ではありません。日本人と違う考え方を持っているのは当然です。日本人の期待通りには行動してくれないのも当然なのです。この辺をまず覚悟しなければなりません。何か指示した場合は、指示通りに行動してもらえないことを想定して対策を立てなければなりません。
外国人も人間である:
日本とは異なった環境で生まれて育ってきた外国人は日本人と異なった考え方を持っていますが、外国人でも「人間」です。人間である以上は「感情」「感動」等といった共通の部分はあります。例えば、(程度差はあるかもしれませんが)親切にしてもらったら、「親切で返す」という考え方が同じです。この辺をよく理解してコミュニケーションを上手く取れば多くの問題は解決されます。
日本のことをしっかり調べて理解する:
残念んなことですが、外国人従業員管理の日本人担当者が日本の総務・行政のことを理解していないために自分の首を自分で締める状態になった場合も多いです。「正社員」と「派遣社員」を区別できなかったり、自社が採用している外国人の正確な在留資格を把握していなかったりしていて、必要な時に正確な書類を作成できなくなってしまうケースは多いです。これらの事は調べればすぐ分かります。難しいことではありません。
外国人管理のノウハウは他にもたくさんありますが、上記の3点だけをしっかり行えば仕事が上手く行くと思います。今までの日本は「外国人が怖い」「外国人断り」等ででも問題はなかったのですが、これからは外国人無きではやりにくいと思いますので、しっかり心構えた方がいいと思います。
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