変わってほしい日本

小学校から支給されたタブレットを体験した結果、日本のGIGAスクールについて考えたこと

先週小学校1年生の息子がタブレットを持って帰ってきました。添付された書類によりますと、体験の為の貸し出しだったようです。すぐに息子と一緒に「体験」をしてみたので、それについて少しお話したいと思います。


①タブレットを体験したことについて:

パソコン、タブレットの使い方については慣れていますので、説明書を読まずにタブレットを起動させてみました。起動は少し遅いと感じたが、問題がなく、普通にできました。その次のログインは息子が学校で練習したようですので、(息子のIDとパスワードで)息子にお任せすることにしました。ログインも問題ありませんでした。次にはwifi接続もスムーズにできました。しかし、学習用のアプリを開いてみたら白い画面しかでてきませんでした。待ってあげたら改善されるかと思い、2分待っても状況は変わりませんでした。ウェブブラウザーを開いてみることにしました。今度は「応答にかかった時間が長すぎます」というエラーが出てきて上手くウェブサイトを観覧することができませんでした。プロキシ設定などを変更してみようかと思い、試しましたが、「管理者のパスワードを入力しなさい」というようなメッセージが出てきました。勿論管理者のパスワードとIDは学校が教えてくれなかったために、入力することができませんでした。この段階では「どうしようもない」と判断して体験を中止することに息子に説明して「同意」を得て電源を切ることにしました。これは息子がタブレットを持って帰ってきた金曜日に行った内容です。
次の日(土曜日)は息子に宿題をさせながら、私はもう一度「体験」することにしました。今度は作戦を変更して、添付された説明書を読むことにしました。そこで発見したのは2点でした。一点目は土曜日、日曜日でもサポートセンターが電話対応してくれることでした。もう一点は上記に触れた学習アプリを開いて白い画面で進めなかったのは「インターネット接続されない状態でアプリを起動させた場合はこのような白い画面のエラーが出てきたことは確認できたが、原因調査中だった」とのことです。つまり、アプリの原因不明なエラーでした。開発者でも「原因不明捜査中」だったようですので、私としてもどうしようもないと判断してアプリ起動は諦めることにしました。
「応答にかかった時間が長すぎます」というインターネットが接続できないエラーを調べることにしました。管理者のID&パスワードがないために自分で設定変更は不可だったので、サポートセンターに電話してみましたが、「只今お電話に出られません」と自動応答が繰り返されましたために、この日(土曜日)も終わることにしました。
次の日(日曜日)8時半から息子に宿題をさせて、サポートセンターの電話受付がスタートする9時にもう一度電話することにしました。今度は電話が繋がりました。「パソコン起動後バックグラウンドで色々なプログラムが動いているために、起動後1分以上まってあげてからアプリやウェブブラウザーを開いた方が動く場合があります」とサポートセンターが教えてくれたことに私が驚生きました。というのも、昔のパソコンはスペックが低くて起動後待ってあげなければならなかったのは当たり前だったが、最近はパソコン起動後、またないといけないのは殆どなくなったからです。それでサポートセンターの方に「そんなに遅いでしょうか?」と質問してみたら、「そうですね。経費を抑えたために仕方がありません」という返答でした。それを聞いた瞬間、私も「しょうがいないな」と思ってしまいました。
その後、ウェブブラウザーが開かなかった原因について聞いてみたら、ウィンドウズログイン時、ID(ユーザー名)の代わりにメールアドレスを使ってログリンしたら改善される場合がありますが、原因は分かりません」とサポートセンターの方が教えてくれたために、何回かログインをやり直して、起動後1分以上を待ってやっと学習アプリを開くことができました。
結局 3日かけて 体験した結果 インターネットに繋げて学習アプリを開く事ができました。


②私見として言いたい事:

まずgigaスクールの発想は、他の国と比べれば、少し遅れていますが、日本もよい方向に向かっていることを否定できません。どんどん進んでほしいです。学校から支給されたタブレットはスペックが低く遅いですが、画面の部分を取り外しできて、タッチパネルもタッチペンも使用できるのは評価できる部分です。45000円の経費でこれらの機能が揃っているのは「頑張った」と言えます。次にはその問題点について考えて見たいと思います。


+経費を抑えた諸問題:

ノートパソコンの買い替えタイミングは購入後、7年目から10年目になるのは普通だと思います。幾ら安いパソコンでも新品の時は素早く起動できます。使用者にとっては動作が快適である事が最低限の条件です。しかし 今回のタブレットは新品でも起動後 「1分待ち」という異常な状態になっています。スペックの詳細についていえば、celeron 1 gb のCPU、 4gbのメモリ、数十GBのHDDとても低い構成となっています。現段階でも同作が重い為に数年後は買い替えしなければなりません。使い捨てのオモチャなら買い替えでも問題がありませんが、全国の小学生が持っているタブレットを買い替えするのは莫大な経費と時間が必要となります。といいますと、買い替えのためには古い物を処分する費用と新しいものを購入する費用が発生します。それに、初期設定の時間も掛かってしまうからです。いうまでもなく、これらは税金が使われる為に、税金の無駄使いにも繋がります。
起動後1分待ちということ自体も大きな問題が潜んでいます。まず、1日10回起動させるとなれば、10分の時間が無駄になってしまいます。月には90分の時間の無駄が発生します。年間で計算せれば結構数字が大きくなってしまいます。小学生なので、「時間無駄」という意識がないと考えれば問題がないと結論を出してしまう方いると思います。確かに小学生はあまり分間の単位で時間を管理していないために、「無駄」という意識がないかもしれません。しかし、他にも問題があります。それはパソコンを起動する度に、1分待たなければならないことでイライラしてパソコンが嫌になってしまう恐れがあります。長期的にさせられたら、パソコンに対する「恐怖病」に掛かってしまうリスクが生じます。
もう少し、長い目で見て長く使えるタブレットにした方がいいと私が思っています。経費を抑えて低いスペックのパソコンを購入して数年後買い替える無駄使いよりも最初からある程度お金を掛けて長く使えるパソコンを購入した方が効率てきだと言えます。


+半端なプラットフォームと下手なサポート:

今回体験した結果からすれば国が主催で行われているプロジェックとは言えません。体験とは言え、エラーがでても「原因不明」のままでエンドユーザーにサービスを提供するのはまず民間企業ならあり得ないことです。それに、サポートセンターの方でも「原因不明」というフレーズを繰り返しているのもとて不思議です。エラーが出て原因が分からないで説明できなければ、エラーが出てきた機能をストップさせて(残りの)サービスを提供しなければなりません。サポートセンターの方なのに、「原因不明でもうしわけありません」というのはサポートする資格がないと同様です。学習アプリ事態も同作が不合理なところは結構のこっています。兎に角使いにくい印象でした。


+制限が多い欠点:

添付された説明書の中には「〇〇使ってはいけない」という内容が多いです。学校からの支給なので当然「制限」があるのは否定できません。逆に制限されないのは可笑しいです。しかし、説明書にも制限項目をたくさん書いていて又パソコンの設定も制限としているのは少しおかしいやり方だと思います。子どもと保護者に対して信頼があれば、書面の誓約書(説明書)で説明して後は自己責任範囲でお任せすることにすればいいです。逆に、保護者と子どもたちに対して信頼しなければすべてパソコンの設定を通して制限を掛ければいいです。説明書も加えて、パソコンも中途半端で制限を掛けていてととも使いにくい状態です。
私の意見としては、。何でも間でも「ヴィルスが怖い」「個人情報漏れが怖い」と考えて制限を掛けたら子どもたちはパソコンが嫌いになってしまいます。説明書や誓約書を通して誓約してもらい、後は保護者と子供たちにすべて任せすればいいです。最悪の場合、ヴィルスに掛かってしまったら、パソコンを初期化すれば、いいです。パソコンの使い方に於ける「失敗」も勉強となります。制限ばかりかけたら創造性を殺してしまいます。


+統一性が欠けている問題:

内の息子が持って帰ったのはwindowsのタブレットでしたが、他にはipadとchromebookのタブレットも許されているようです。一般論から言えば選択がある程度あった方がいいですが、今回限られれている資源(資金/人材/時間)の中ではどれかの一つに統一させた方がやりやすいです。windows, ipad そしてchromebookという3つの種類の端末にはそれぞれ特徴があり、不具合もそれぞれ異なってくるために3つも同時に使用を認めるということは3つのOSに対するサポートを提供しなければなりません。人員の余裕があれば行っていてもいいと思いますが、サポートセンターに電話した結果ではサポートセンターの人員も余裕がない気がしました。この状況の中ではどれかを一つにして成功させてから他のOSを追加して行った方がいいです。上記の3つのOSがサポートされているのは私がネットで調べた結果ですが、息子がWindows のタブレットを持って帰ったので私はIOSを使っているipad/iphoneから接続してましたが、上手く繋がりませんでした。推定ですが、windows のタブレットを使用している地域からのIOSを使用しているipad/iphoneによる接続は拒否されていると思います。これは又不思議なお話です。3つのOSが許可されているのであれば、全部接続できるようにして貰えなければおかしい話となってしまいます。

上記は支給されたタブレットを体験した結果です。言っておきたいことですが、私自身はパソコン音痴ではなく、ネットワークも含むパソコンに興味があり、色々なパソコンに関わることを趣味としてやっております。又、息子には専用のipadを渡していますので、学校支給タブレットは無くても勉強に支障がでません。そのために、上記に書いた内容は「いいタブレットが欲しい」ために書いたわけではありません。日本のGIGAスクールというプロジェックの全体に対して私が考えた内容を書いていただけです。

支給されたタブレットはスペックが低くて動作が鈍いです。この鈍さは日本のGIGAスクールプロジェットを象徴していると言えます。

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